梅雨に入り、髪の悩みを感じる方も多くいらっしゃいますでしょうか?筆者は最近、髪の広がりやうねりが気になり、自分の髪にあったヘアケアを改めて探し始めているところです。ふと、自分の髪質を正しく理解できている人は少ないかもしれない!と思い立ちまして、今回はご自身の髪質を理解し、正しいケアをするヒントになればと思い、髪質のお話をしていこうと思います。
自分の髪質を知ってますか?

まず、髪質については自己判断が多いかと思いますが、なかなか答え合わせができないので難しいですよね。自分は猫っ毛だと思っていても実際は違ったり、細いと思っていたけれど世間一般でみるとそうでもなかったり。以下に、判断基準をご紹介しますので、改めてじっくりご自身の髪と向き合ってみてください♪
1. 髪の太さを診断する
視覚と触覚を使う:髪1 本を手に取り、目で見てみます。太さがしっかりしているか、細くて見えにくいかを確認します。また、指で触ってみて、しっかりとした感触があるか、柔らかくて滑りやすいかを感じてみます。
紙のテスト:髪1 本を白い紙の上に置き、太さを確認します。太さがしっかりしている場合は、はっきりと見えますが、細い場合は見えにくいです。
太い: 髪の1 本がしっかりとしている、もしくは目で見てすぐに分かる場合。
普通: 髪の1 本が普通の太さで、見えやすいが太すぎない場合。
細い: 髪の1 本が見えにくい、もしくは触っても柔らかい場合。
2. 髪の密度を診断する

鏡を使う: 髪を鏡で見ながら、頭皮が見えるかどうかを確認します。髪を分けて、頭皮がどれだけ見えるかで判断します。
指で感じる: 指を使って髪の根元を触り、髪の量や密度を感じ取ります。
高密度: 髪の量が多く、分け目を作っても頭皮がほとんど見えない場合。
中密度: 髪の量が普通で、分け目を作ると少し頭皮が見える場合。
低密度: 髪の量が少なく、頭皮が見えやすい場合。
3. 髪の乾燥度を診断する
感触: 髪を触ってみて、乾燥しているかどうかを感じます。乾燥している場合、髪がパサつき、枝毛があることが多いです。
洗髪後の感触: 髪を洗った後、どれだけ早く乾くかを確認します。早く乾く場合、乾燥している可能性があります。
乾燥: 髪がパサついている、乾燥している感じがある場合。
普通: 髪が適度にしっとりしている、乾燥や脂っぽさがない場合。
脂性: 髪がべたついている、洗髪後すぐに脂っぽくなる場合。
4. 髪のクセを診断する
自然な状態を観察: 髪を自然乾燥させ、クセがあるかどうかを確認します。髪がまっすぐか、うねりやカールがあるかを観察します。
ストレート: 髪がまっすぐで、うねりやカールがない場合。
ウェーブ: 髪に軽いウェーブやうねりがある場合。
カール: 髪にしっかりとしたカールやリング状の巻きがある場合。
5. 頭皮の状態を診断する
感触: 頭皮を触ってみて、乾燥しているか、脂っぽいか、かゆみがあるかを確認します。
鏡で確認: 鏡を使って頭皮の状態を確認し、フケや赤みがないかを見ます。
乾燥: 頭皮が乾燥している、かゆみがある、フケが出る場合。
普通: 頭皮が健康で、乾燥や脂っぽさがない場合。
脂性: 頭皮が脂っぽい、べたつきやすい場合。
まずは、上記に基づいてご自身の髪質と向き合ってみましょう!
髪質ごとに気を付けるべきケアは違う!

さて、次は髪質に応じたケア方法です。SNSで流行っている商品や方法をやみくもに試すだけでは、髪の健康と美しさを保つことはできません。自分の髪に適したケアを行いましょう。
1. 乾燥毛
– 髪がパサつきやすい
– つやがない
– 枝毛や切れ毛が多い
▼ケア方法
– 保湿:保湿効果の高いシャンプーやコンディショナーを使用します。洗髪後は、洗い流さないトリートメントやオイルを使って保湿を補給しましょう。
– ヘアマスク:週に1〜2 回、ヘアマスクを使用して深い保湿と栄養補給を行います。
– 熱の使用を控える:ヘアドライヤーやヘアアイロンの使用を控えるか、低温で使用し、ヒートプロテクタントを使用します。
2. オイリー毛
– 髪がべたつきやすい
– 頭皮が脂っぽい
– 髪が重たく見える

▼ケア方法
– シャンプー頻度:頭皮の脂を取り除くために、適度にシャンプーを行います。毎日洗う場合は、マイルドなシャンプーを使用しましょう。
– 軽いコンディショナー:頭皮に直接コンディショナーをつけないようにし、毛先だけにつけます。
– 頭皮のケア:頭皮の汚れや余分な脂を取り除く頭皮用トニックやスクラブを定期的に使用します。
3. 細い毛
– 髪が細くてボリュームがない
– 切れやすい
– ぺたんとしやすい
▼ケア方法
– ボリュームアップ製品:ボリュームアップ効果のあるシャンプーやコンディショナーを使用します。
– 軽いトリートメント:重くならない軽めのトリートメントを選び、毛先にのみ使用します。
– スタイリング:ヘアムースやスプレーを使ってボリュームを出すスタイリングを心掛けます。
4. 太い毛
– 髪が太くてしっかりしている
– ボリュームが出やすい
– まとまりにくい
▼ケア方法
– しっとり系の製品:しっとり感を与えるシャンプーやコンディショナーを使って、髪を柔らかくします。
– 重めのトリートメント:髪をしっとりさせるヘアマスクやオイルを定期的に使用します。
– スタイリング:髪をまとめやすくするために、ワックスやクリームを使います。
5. クセ毛
– 髪がうねる、またはカールしている
– 湿気に影響されやすい
– まとまりにくい
▼ケア方法
– モイスチャライジング製品:うねりを抑えるために、モイスチャライジング効果のあるシャンプーやコンディショナーを使用します。
– スタイリング:クセ毛用のスタイリング剤(クリーム、ジェル、ムースなど)を使って、カールやウェーブを整えます。
– 湿気対策:湿気に強いスタイリング剤やスプレーを使用し、外出時には髪をまとめるなど工夫します。
いかがだったでしょうか。あまり自分の髪質を理解しようと思ったことがなかった、という方はこの際向き合ってみてください。ご自身が普段から意識されている内容と合致していれば、ぜひそのまま続けてくださいね.
また、自己診断だとわからないかも…という方は、ご来店いただいた際に美容師にお尋ねくださいね!