突然ですが、皆さん、毎日のメイクにチークは取り入れてますでしょうか?マストだよ、という方もいらっしゃれば、つけないこともある方もいらっしゃいますよね。正直、メイクの全体像からすると、アイメイク→リップメイクの優先度が高い傾向にあり、チークの存在は少し薄め。しかしながら、実はチークはメイク全体の雰囲気を左右する大事な要素なんです!
今回は、そんなチークについて解説していきます。

チークがもたらすメリット
まずは、チークがどれほど重要か、説明していこうと思います。チークのメリットはたくさんありますが、大きなポイントは以下。
●血色感アップで健康的に見える
チークをのせるだけで、くすみがちな顔色がパッと明るくなり、健康的で元気な印象に。特に30代以降は血色が落ちやすいので、肌なじみのいいピーチやコーラルを使うとナチュラルに若々しい印象を演出することができます。
●小顔&立体感を演出
チークの入れ方次第で顔の印象がガラリと変わります。頬骨に沿って斜めに入れればシャープな印象に、頬の中央に丸く入れればふんわり可愛らしく。2025年のトレンドは「レイヤードチーク」。レイヤードを活用すれば、より洗練された立体感が生まれます。
●メイク全体のバランスが整う
アイメイクやリップだけ濃いと浮いてしまうけど、チークを足せば全体の統一感を出すことができます。特にリップと色味を揃えると、メイクがぐっと垢抜けた印象に。 また、今日はオレンジのアイカラーを使いたい!というときには少し黄み系のチークを、青みピンク系のリップをメインに立たせたいという時は青みチークを、といったように他のパーツとの色合わせをまずは合わせておけば、失敗しません。
●顔色や印象をコントロールできる
例えば、ピンク系ならフェミニンで可愛らしい印象に、オレンジ系なら元気でヘルシーな雰囲気に。モーヴやテラコッタを選べば大人っぽく落ち着いた印象に仕上げることができます。ニュートラルな色味でご自身の肌にフィットするカラーを定番として持っておくとどんなメイクでも悩むことなく合わせられるのでオススメですよ。
チーク一つで「元気」「上品」「可愛い」など、自由自在に印象を操れるのが最大のメリットとも言えます。
チークの入れ方&最新トレンド大解剖
実は、チークの入れ方はかなり時代を象徴するものでもあり、トレンドの移り変わりがある部分です。簡単にご初回しますね。
●平成のチークは「おてもやん」から「ナチュふわ」へ
平成初期、チークといえば「おてもやんチーク」。頬の中央にポンッと丸くのせるのが流行し、「元気な女の子」感が全開。そこから2000年代に入り、安室奈美恵さんやギャル文化の影響で「チーク薄め&ブロンザーで小顔」を狙うスタイルが主流に。さらに2010年代には、ふんわりとした「ナチュふわチーク」が登場。ピンクやコーラルを頬の高めにふんわり入れることで、自然な血色感を演出するのがトレンドでした。覚えがある方もいらっしゃいますでしょうか?^^

●令和のチークは「血色感」から「ニュアンスカラー」へ
一方、令和に入り、マスク生活が長引いた影響で「血色感重視」のクリームチークが大ヒット!肌に溶け込むようなテクスチャーが求められ、ツヤ感のあるヘルシーチークが支持されました。そして、2023年以降は「ニュアンスカラー」が主流に。ピンクやコーラルだけでなく、モーヴやテラコッタ、さらにはラベンダー系のくすみカラーが登場し、大人の色気を演出するチークが流行。
●2025年春のトレンドは「チークで作る立体美」
そして現在、2025年春は、チークを単なる血色感アップのアイテムではなく、「顔立ちを立体的に見せるツール」として活用するのがポイントとなる予想です。特に注目されるのが「レイヤードチーク」。
レイヤードチークのやり方はこちら。
1. ベースカラー(肌なじみのよいピーチやコーラル)を広めにのせる
2. ポイントカラー(濃いめのローズやレッド)を頬の高い部分に重ねる
3. ハイライトカラー(パール感のあるベージュやホワイト)をチークの境目になじませる
簡単に言うとこの3ステップです。チークを塗っている感をなるべく薄くし、自然な立体感を作るのが2025年のトレンドになりそうです。
30代~向け!大人のチークの入れ方
さて、トレンドの話もありつつ、TPOといった観点もありますよね。年齢と共に印象も操りたいもの。
大人になると、「可愛い」よりも「上品」や「洗練された雰囲気」を意識したいところ。おすすめの入れ方は、頬骨に沿って斜めに入れる「シェーディングチーク」。これにより顔がキュッと引き締まり、大人っぽい雰囲気に。さらに、ツヤを仕込むことで透明感もアップさせることができます。難しいなと感じた際は、簡単にグラデーションが作れるチークも発売されているので、雑誌やSNSで最新コスメをチェックしてみるのもオススメです。

最後に、チーク全体のポイントをおさらいです。
ポイント
ツヤ感を足すならクリームチークやリキッドチーク
ふんわり仕上げたいならパウダーチークをブラシでぼかす
リップやアイメイクとトーンを揃えると統一感が出る
ぜひ、今一度チークの扱い方を見直してみて、自分に合ったチークカラー&入れ方を見つけてみてくださいね!