2025年上半期ベストコスメを読み解く!~下地編~

今回は、恒例になりつつある、ベストコスメ企画です。半年に一度あるので、あっという間に次の機会が来てしまいますが、各社の新技術やノウハウが詰まった新商品をまとめて情報収集できる良いチャンスです♪今回は特に近年激戦の、下地から見ていこうと思います。

ベストコスメとは

改めてですが、ベストコスメとは。コスメ好きにとって半年に一度のお祭りのようなものです。美容誌やウェブメディアが、その期間に発売された無数の新製品をプロが試し、読者投票も加味して順位づけするアワードのこと。審査員はヘアメイク・皮膚科医・美容ジャーナリストなど、プロ中のプロ。評価軸は「効果」「使用感」「仕上がりの美しさ」「価格とのバランス」の4つが基本で、媒体ごとに重視ポイントが少しずつ違うのも面白いところ。複数のランキングで名前が挙がる製品は“総合力の高さが証明された逸品”と覚えておくと選びやすくなります。

2025年上半期ベストコスメの傾向

2025年春夏は、“スキンケア成分をしっかり仕込んで、ほぼ素肌に見せる”ハイブリッド系ベースメイクが大躍進しました。高温多湿かつマスクを外す機会が増えた影響で、

・汗、皮脂への耐久性と保湿力の両立

・UVカット SPF40以上でも軽い塗り心地

・素肌そのものが発光したようなツヤorセミマット質感

  が三大キーワード。さらに、プラスチック削減ボトルやリサイクルキャップなどサステナブルなパッケージも増え、使い心地と地球へのやさしさを同時に叶える流れが定着しつつあります。

受賞下地から見えるトレンド

1. “光でぼかす”ソフトフォーカス処方

   RMKの新星下地は毛穴を埋めず、ピンクライラックの光でふんわり飛ばす発想が1位評価。

2. ジェリー膜&ウォータリー膜で崩れにくいのに乾かない

   エストやルナソルが採用した保水膜は、気温35℃のテカリも粉吹きもブロック。

3. パーソナライズの細分化

   VOCEは“トーンアップ”、美的は“総合力”、MAQUIAは“毛穴・質感”にフォーカスと、雑誌ごとに悩み特化が進行。

4. “美容液レベル”の有効成分

   SK-IIはピテラ™×ナイアシンアミド、ジルスチュアートは美容液並みの保湿オイル配合など、“塗るスキンケア”が当たり前に。

受賞アイテム一覧

●美的

1位 SK-II ジェノプティクス CC プライマー           

2位 アスタリフト D-UVシールド トーンアップ 

3位 エレガンス アクアクリア スムースシールド UV   

4位 エスト ジェリオロジー プライマー B

5位 ディオール スノー UV ベース

●MAQUIA 下地部門

1位 RMK リファイニング ポアレス スキン ベース 03    

2位 エスト ジェリオロジー プライマー L           

3位 ルナソル グロウデイセラムUV   

4位 ポール&ジョー プロテクティング プライマー 00  

5位 ジルスチュアート イルミネイティングジェム セラムプライマー 02 | 宝石ツヤ                                

●VOCE トーンアップ下地部門

《トーンアップ下地部門》

1位 SK-II ジェノプティクス CC プライマー

2位 ディオール スノー UV ベース

3位 ジルスチュアート イルミネイティングジェム セラムプライマー

4位 M·A·C グロープレイ ライトフル C3 トーンアップ プライマー SPF50+

5位 アディクション スキンリフレクト カラーコレクター 

《毛穴カバー下地部門》

1位RMK リファイニング ポアレス スキン ベース

2位 アルビオン スタジオ ポアカバー パウダースティック

3位 ローラ メルシエ ピュア キャンバス プライマー ブラーリング N

4位 キュレル 潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース

5位 エスト ジェリオロジー プライマー(M/B/L)

名作が多い期はカテゴリー内で細分化されるのも面白いポイント。VOCEで2部門に分かれているのが激戦であることを示していますね。

参照)

https://www.biteki.com/tag/%E4%B8%8B%E5%9C%B0_best-cosmetic-first-half

https://maquia.hpplus.jp/catalog/bestcosme/109048

https://i-voce.jp/bestcosme/archive/2025ss/makeup/08

使いこなしワンポイント

1. 塗布量は“パール粒大”が基本。少なすぎるとUV値が半減、崩れやすさの原因に。

2. 指よりブラシorスポンジで“置く→伸ばす” とムラ防止&薄膜仕上げ。

3. 悩み部位は“追いプライマー”。 毛穴や赤み部分だけ重ねるとファンデ要らずの美肌見え。

2025年上半期の下地戦線は「素肌を活かして“盛らずに盛る”」という新フェーズに突入しました。美容液級のスキンケア成分、トラブルを光で飛ばすテク、そして日中の紫外線・大気汚染から肌を守るハイプロテクト。どのアイテムも“塗るたび肌が調子良くなる”感覚があり、まさに“メイクするスキンケア”。

自分の肌悩みと仕上がりイメージを照らし合わせつつ、受賞作を試してみると、朝のメイク時間がぐっと楽しくなるはずです。ぜひ、あなたの“お守り下地”を見つけてくださいね♡

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!