夏の終わりにむくむのはなぜ?秋まで持ち越さないためのむくみ対策【前編】

夏の終わりになると、「夕方になると脚がパンパン」「朝、顔がむくんでいる」「体重は変わっていないのに、なんとなく全身が重い」と感じることはありませんか?

暑い季節は汗をかくため、むしろ水分は外に出ていくイメージがあります。しかし実際には、冷房による冷え、運動不足、冷たいものに偏りがちな食生活、暑い夜が続き睡眠不足…などが重なり、夏の終盤はむくみを感じやすい時期でもあります。

特に8月後半から9月にかけては、暑さそのものに加えて「夏の疲れ」がたまりやすいタイミング。肌や髪だけでなく、体全体にも夏のダメージが現れやすくなります。今回は、そんな夏の終わりに気になる「むくみ」について、まずはその原因から見ていきましょう。

そもそも「むくみ」とは?

むくみとは、皮膚の下に余分な水分がたまった状態のことです。私たちの体内では、血液やリンパなどを通して水分が行き来しています。通常は必要な水分が体のすみずみまで運ばれ、その後また回収されますが、このバランスが一時的に崩れると、組織の間に水分が残りやすくなります。

特に脚は、心臓から遠いうえに重力の影響を受けるため、夕方にむくみやすい部位です。「朝はすんなり履けた靴が夕方になるときつい」「靴下のゴム跡がくっきり残る」「ふくらはぎが張って重い」といった変化は、身近なむくみのサインといえます。

一方で、顔は朝にむくみを感じやすい傾向があります。寝ている間は体が横になっているため、水分の分布が日中とは変わります。起きたときにまぶたが腫れぼったい、フェイスラインがいつもよりぼんやりして見える、といった悩みにつながることもあります。

また、「最近少し太ったかも?」と思っても、それがすべて脂肪とは限りません。むくみによって一時的に体が重く感じたり、輪郭がすっきりしなく見えたりすることもあります。数日の間で見た目が変わりやすい場合は、生活習慣によるむくみが影響している可能性も考えられます。

むくみの原因とは

原因1:冷房による“夏冷え”

夏のむくみでまず意識したいのが冷房です。外は30℃を超える暑さでも、オフィスや電車、ショッピングモールなどでは強い冷房に長時間さらされることがあります。

特にデスクワークの場合は、「冷房の効いた室内で何時間も座りっぱなし」という状況になりがち。体を動かす機会が少ないことも重なり、足先やふくらはぎの冷え、だるさを感じやすくなります。

暑いからこそ自分が冷えていることに気づきにくいのも、夏冷えの特徴です。室内では薄手のカーディガンを羽織る、足元に冷風が直接当たらないようにするなど、小さな工夫も大切です。

原因2:冷たい飲み物・食べ物への偏り

アイスコーヒー、炭酸飲料、アイスクリーム、冷たい麺類など、夏は自然と冷たいものを選びやすくなります。もちろん、暑い日に冷たいものを楽しむこと自体が悪いわけではありません。

ただし、朝から晩まで冷たい飲み物ばかり、食事もそうめんや冷麺だけといった状態が続くと、体の冷えを感じやすくなることがあります。また、麺だけで食事を済ませる日が増えると、たんぱく質や野菜が不足し、食事バランスが崩れやすくなる点にも注意したいところです。

冷たいものを完全に避けるのではなく、1日のどこかで温かい汁物を取り入れたり、常温の飲み物を選んだりと、“冷たいものだけに偏らない”ことを意識してみましょう。

原因3:水分と塩分のバランスが乱れやすい

むくみが気になると、「水を飲む量を減らせばいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、暑い時期に水分を極端に控えるのはおすすめできません。汗をかく夏は脱水を防ぐためにも、こまめな水分補給が必要です。

一方で注意したいのが塩分です。夏は外食やコンビニ食、麺類、丼ものを選ぶ機会が増える人も多いでしょう。ラーメンやうどんのスープ、味の濃いおかず、加工食品などが続くと、知らないうちに塩分を多く摂っていることがあります。

「水分を減らす」のではなく、水分はきちんと摂りながら、食事の塩分が多くなりすぎていないかを見直すことがポイントです。

原因4:暑さによる運動不足

真夏は、少し外を歩くだけでも汗だくになります。そのため、春や秋と比べて外出する回数や歩数が減っている人も少なくありません。歩くときには、ふくらはぎの筋肉が伸び縮みします。ふくらはぎは脚の血液を心臓方向へ戻す働きを助けるため、座りっぱなしや立ちっぱなしで筋肉を動かさない時間が長くなると、脚の重さやむくみを感じやすくなることがあります。

テレワークで通勤がない、猛暑で休日も家にいることが増えた、最近ほとんど歩いていないという人は、運動不足もチェックしてみましょう。

原因5:夏の疲れや睡眠不足

夏の終盤は、暑さや室内外の温度差、寝苦しさなどによる疲れが蓄積しやすい時期です。夜になっても気温が高く、睡眠時間は確保しているのに「ぐっすり眠れた感じがしない」という人もいるでしょう。

疲労がたまると活動量が減ったり、食事が簡単なものに偏ったりしやすくなります。こうした複数の生活習慣が重なることで、夏の終わりに「なんとなく体が重い」「顔や脚がすっきりしない」と感じることにつながります。

夏むくみセルフチェック

  • 朝、まぶたや顔が腫れぼったく感じる
  • 夕方になると靴がきつくなる
  • 靴下の跡がなかなか消えない
  • ふくらはぎが重い、だるい
  • 冷房の効いた部屋で長時間過ごしている
  • 座りっぱなし、立ちっぱなしの時間が長い
  • 最近あまり歩いていない
  • 麺類や外食、加工食品を食べることが多い
  • 冷たい飲み物ばかり飲んでいる
  • 寝不足や夏バテ気味だと感じる

複数当てはまる場合は、夏特有の生活習慣がむくみに影響しているかもしれません。

大切なのは、むくみを感じたからといって、急に水分を減らしたり、無理に汗をかいたりしないこと。後編では、夏の終わりから秋に向けて取り入れたい、無理なく続けられるむくみ対策をご紹介します♪

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